活動紹介

ISO/TC227 ばね 第12回ウィーン国際会議開催される

 「ISO/TC227ばね」は2004年(平成16年)11月に設立されました。
同時に日本ばね工業会は、国際幹事業務引受団体となり、標準化会議相羽繁生議長(㈱東郷製作所取締役社長)を国際幹事に選任いたしました。
TC発足に伴い、当会は日本工業標準調査会(JISC)から国内審議団体の承認を受け、TC227ばね国内委員会運営に責任を持つことになりました(委員長は田邉義和㈱トヨシマ取締役社長)。TC227ばね国内委員会には経済産業省、日本規格協会、日本ばね学会、その他ばねに関係する団体及び中立(大学)のメンバーが加わっております。
「TC227ばね」ではビジネスプランが策定され金属ばね単品を対象とし、公差、ばね用語及び記号、評価法、ばね製造技術などの規格化を進めることが決まりました。現在この活動には12か国が参加しております。日本から提案した「ばね用語」及び「ショットピーニングPart-1」は2009年(平成21年)7月にISO/TC227初の国際規格として発行されました。2012年(平成24年)4月には、中国が提案した「熱間成形圧縮コイルばね」が発行され、2013年(平成24年)4月には、日本が提案した「ばね記号」が相次いで発行されました。2015年8月には、5つ目の国際規格として中国が提案した「重ね板ばね」が発行されています。

 2016年(平成28年)10月オーストリアのウィーンで開催された第12回国際会議には8か国が参加しました。第9回ワシントンDC国際会議において日本から提案した「皿ばね」第1部「計算式」はFDISをスキップして発行段階へ移行することを決議しました。
また、第2部「技術仕様」はCD案の審議を行い、DIS段階へ移行することを決議しました。さらに次回の国際会議は2017年(平成29年)にタイのバンコクで開催することを決議しました。

PDFページTOP